2014年10月28日

津軽鉄道ストーブ列車

もうすぐ津軽鉄道名物のストーブ列車のシーズンです。
毎年12月〜3月にかけて運転される人気の列車で、私も家族を連れて1度乗りに行ったことがあります。
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面白いのがその運転形態で、五所川原方には一般用の気動車が連結されています。
ストーブ列車料金を取るようになってからの一般利用者に対する救済策でしょうか?
編成美からすると少々残念な感じですが、模型的には面白いのでぜひ再現しておきたいものです。
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ということでその後ワールド工芸のDD352キット、種車となる客車、必要な材料を購入したのですがなかなか手が動かず、あっという間に2年が経過。
津軽21は先行して製作していましたが、ようやく当鉄道でもストーブ列車を運転する目処がつきました。
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実車の運転開始に間に合うよう作業を進めます。
詳細は別な機会で紹介したいと思いますので、乞うご期待。
posted by 工場長 at 03:18| Comment(312) | 津軽鉄道

2014年10月27日

キハ31(kitcheN)を作る(その2)

しばらく開きましたが前回の続きで屋根の加工です。

添付のプラ製屋根はkitcheNのオリジナル品で、裏面にはセンターラインの溝が彫ってあります。
センター出しが要らないので加工の際には非常に助かります。
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説明書にも記載されていますが、ベンチレータの周囲などビードの一部は不要なのでノミなどで削り落としておきます。
この作業が以外と面倒で、境界部分を丁寧に仕上げておかないと塗装後にビード跡が目立ってしまう一方、あんまり削りすぎると窪んでしまってそれはそれでみっともないので、ビードだけを丁寧に削ぎ取るように注意します。
ベンチレータは別売りとなっていますが、今回は以前製作したNDCキットの余剰品から流用しました。
ボナやトレジャータウンからも出ていますので、適宜選択すると良いでしょう。
排気口は付属のエッチング部品をそのまま取り付けています。
(手すりを付け忘れていたので、あとで追加しておきます・・・
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前面の幌枠は結局接着剤で固定しました。
これくらいの大きさだとハンダ付けしなくても問題ないでしょう。
posted by 工場長 at 23:59| Comment(0) | キハ31

2014年10月13日

キハ31(kitcheN)を作る(その1)

約10年ぶりの九州旅行で出会った車両のなかで、なぜか昔から欲しかったのがキハ31。
昭和62年にデビューした最後の国鉄型気動車で、カッコイイか?と言われるとそれほど
でもないのですが、合理的にまとまったあのデザインが好きです。
初めて実車と出会ったのは20年ほど前で、熊本から阿蘇まで乗った記憶が鮮明に残って
います。

さて思い出話はこの辺にしておいて、製品を見てみます。
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驚いたことにハガキ大サイズのエッチング板1枚と、ホワイトメタル製の前面、そして
プラ製の屋根が1枚という車体キットとは思えないパッケージングです。
製作記なので車体曲げから話をするべきところですが、特に難しいところは無いので
前面の加工と取り付けの話から始めます。

前面はホワイトメタル製で印象を良くとらえていますが、キハ32と共通なのか幌枠脇の
手すりが上下とも中心位置が揃っていますが、実際は下部の手すりは幌枠側に寄ってい
ます。
ここだけ直すのもナンセンスなので、ヘッドライト脇のものも含めて手すりは全て別
パーツにしておきました。

またなぜか前面が車体より一回り小さく、おでこと側面に段差ができてしまいます。
側面はパテを盛ってヤスリで整形すればよいのですが、おでこは屋根にビードがあるの
で適当に盛って屋根合わせで削るわけにはいきません。
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そこで光硬化パテで修正しますが、ただ盛るだけでは表面張力で中央だけが盛り上
がって屋根との接合面側が盛り上がらないので、写真のように板を当ててパテを盛り
ました。
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おでこのカーブは手元にあったGMの国鉄101系の低屋根化パーツをはめ込んで整形
しました。
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以上で前面の加工は終了で、別パーツの幌枠は低温ハンダで取り付けることにします。
次は屋根の加工です。
posted by 工場長 at 16:13| Comment(342) | キハ31