先日発売されたマイクロエースのキハ8500(北アルプス)を購入しました。
製品のインプレッションは割愛するとして、ここではこの製品を買った人の多くが考えるであろうキハ85との併結運転対応化改造を紹介します。
8501/8502と8503/8504では先頭形状が若干異なっていて、前者がキハ85系と貫通ドアの高さを合わせた併結仕様(ダミーカプラー)、後者がキハ8500の標準仕様(伸縮アーノルドカプラー)になっています。
5両編成のまま併結させるのであれば8501だけを改造すればいいのですが、編成を組替えられるように全ての先頭部とそれにあわせて中間のカプラーを改造しました。
ボディーマウントTNカプラーでも良かったのですが、作例では自動開放できるようボディマウントマグネマティックカプラーを取り付けることにします。
まずダミーカプラーの加工ですが、8501/8502用と8503/8504用で若干異なるので要注意です。(8503/8504用の方が胴受けが前に突き出ている)
胴受けをカットしたらマグネマティックカプラーをビス止めしますが、マグネマティックカプラーはKATOのNo.2001ではなくマイクロトレインズのNo.2004を使います。
取り付け位置は元の胴受けに合わせて、カプラーケースの先端が8501/8502用は1mm、8503/8504用は2mm出るようにして付属のビスで固定しました。
ビスが少々長いので、固定したら出た部分をカットしておくといいでしょう。
キハ85も同様に改造して併結させてみました。
自動連結・開放もOKですので、かつての美濃太田の分割併合も再現できそうです。
あとはキハ85にkitchenNの幌アダプタを取り付けておきたいですね。
曲線通過はS字でなければR249でも問題ありませんが、S字になるとR315以下で脱線してしまいます。(R381は普通に曲がれたので、R348あたりが限界か?)
きついS字曲線があるレイアウトではボディマウントTNカプラーにするしかなさそうです。
先頭部をマグネマティックカプラーにしたからには編成組替を考えて中間部も連結可能なカプラーにしなければなりませんので、今回はナックルカプラーに交換しました。
マイクロのカプラーポケット寸法はKATOのに比べて長さ方向が若干短いので、カプラーリッドの後端を少々削ってはめ込みました。
動力車のカプラーポケットはトレーラー台車より更に短いので、カプラーリッド後端を0.5mmほど切り詰めて瞬間接着剤を微量流して固定しておきました。
動力車の協調がとれないので2M運転はオススメできません。
ひだとの併結運転で北アルプスが5両で運転された事は少なかったので動力車を抜いておけばよいでしょう。





