2013年09月13日

小田急1000形3種を作る(その6)

4連1本目の組み立てが落ち着いたところで、ワイドドア車6連の加工を始めました。
ワイドドア車の特徴はその名の通り2000mm幅(開口幅は1800mm)の超ワイドな客室扉ですが、妻窓も他の1000形と異なって四隅にRがついた枠付窓になっています。

しかしながらワイドドア車キットは側板のみが専用品で、その他は通常の1000形のものを流用する関係で妻窓の違いは再現されていません。
せっかく未塗装キットから組むので、これを再現したくなるのがモデラーの性というものです。
ただ、そうは言ってもなかなか妙案が浮かばず、どうしたものかと考えていたのですが、115系の客室扉窓が若干幅が足りないものの良さそうなので、割り切って使ってみました。

Tsuma_mado

妻窓の開口部に対して窓幅が若干狭いので0.3mmのプラ板で調整し、高さを上下に若干広げてはめ込みました。
目分量で削り広げたので少々隙間が開いてしまいましたが、これはパテを使って修正しておきます。
あとは窓のHゴムをシルバーで塗装して窓枠に見立てればそれらしい感じになるんじゃないかと思っています。
数が多いので毎晩少しずつ加工して必要数を仕立てます(汗)

【9/17 追記】

妻板を2枚加工したところでGMの東武6050系の戸袋窓が使えるんじゃないかと思いつき、試してみたらこれがかなりGOOD!

Tsuma_mado2

銀縁なのでこのままはめ込んでも良さそうです。
窓サイズは幅3.5、高さ5.5ですので、妻窓は幅を少しだけ広げれば入ります。
ちなみに実車はこんな感じです。

Tsuma_jissha

posted by 工場長 at 01:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 小田急1000形

2013年09月09日

小田急1000形3種を作る(その5)

妻面に手すりを付けました。
これにはBONAから発売されている小田急1000形用の手すりセットCを使用しました。

Tesuri

4両分ということですが予備を含めて5両分くらい入っているので、別途予備を確保する必要はなさそうです。

さてここで大きな落とし穴が発覚!
最初モールドされた手すりの位置に穴を開けたのですが、実は妻面向かって右側の配置はエラーだったようで、正しくは左側の配置で左右とも同じ高さに付くとのこと。
泣く泣く開けたを穴をパテで埋め、修正する羽目になりました・・・。しかも2編成分。

Tsuma

仕切りなおして取り付けたのがこちら。
説明書によれば窓横の手すりは形状が異なるようで、指定どおりに「P」のような形のものを取り付けています。
ただ一部に左側のみ全て同じ形状の編成もあるとのことで、どれが該当するのか気になるところです。

_dsc4652

4両とも箱組みしたので細かい修正のあとはいよいよ塗装ですが、パンタは8000形と揃えてGMのものを使うか、形の良いTOMIXのものを使うかちょっと悩んでいます。

posted by 工場長 at 02:15| Comment(2) | TrackBack(0) | 小田急1000形

2013年08月26日

小田急1000形3種をつくる(その4)

車体の組み立てに入りますが、その前にどんな仕様で作るか整理しておくと

4連・・・レーティッシュ色(1061F)
4連・・・標準色(1051Fの予定)
6連・・・ワイドドア車(1753F〜のいずれか)

共通仕様
・ヘッド、テールライト点灯
・妻面手すり別体化

ライト点灯化のためにGMの集電対応床板を使用した関係で、車体と床板の取り付け方法を変更します。
既存の床板止めのリブはすべて削り落として新しいリブを追加することにしましたが、いろいろ考えた結果ドア部分に貼り付けるのが一番簡単そうです。

_dsc4608
上:未加工 下:加工後

写真のように窓セルを貼る段差部分に8.5mmに切り出したタミヤの1mm角プラ棒を貼っていきます。
実際に集電対応床板をはめてみるとこんな感じです。

_dsc4610

シートと側板の間にある段差に引っかかります。
高さ的にはこんな感じ

_dsc4611

さて前面はライト点灯化に備えた加工が必要になりますが、CCMC電気担当のブログ で紹介されていた東武10030系の前面ガラスを流用する方法を参考にさせてもらいました。
ライトのモールドはライトの枠の外側ギリギリまで削り広げて、10030系のガラスからライト部分だけを切り抜いてはめ込みます。
ライトユニットはGMのライトユニットK(小田急8000系用)が寸法的にピッタリなのこれを流用します。
念のため仮組みしてライトを点灯させてみたのがこの状態

Light

裏面ではライトユニットが干渉するため側板取り付け用のガイドリブをカットし、レンズ自体も
上部をギリギリまで切り詰めました。

_dsc4607

その他、妻面ステップのモールドを削り落としてパーツを取り付けるための穴を開けてあります。
中間車では動力ユニットを組み込むものは取り付けリブを変更する加工を行い、先頭車同様妻面ステップパーツを取り付ける準備をしてあります。

JAMでレーティッシュ色の製品化が発表されてしまったので、発売までには完成させようと思います。

posted by 工場長 at 01:28| Comment(4) | TrackBack(0) | 小田急1000形