2013年11月13日

箱根登山鉄道1000形レーティッシュ塗装を作る(その3)

この製品はヘッドライトにLEDを使用していますが、黄色LEDなので電球色LEDに交換しました。

Kiban_3

写真のように左右それぞれにLEDを配置する構造なので穴に合うよう上下左右を調整し、抵抗も10kΩに交換しました。(1kΩでは明るすぎました)
また上部に少々出っ張ってしまうので、屋根板に干渉しない程度にLEDを削っています。

Light_3

ライトケースもライト周りを黒く塗装して実車の雰囲気に近づけました。

ここから番外編ですが、MODEMOの2000系もLEDを交換してみました。
Light2

2005Fは2013年3月からヘッドライトがHID化されたので、模型でも白色LEDに交換してみました。
実車は左右2灯ずつの4灯ですが雰囲気は十分です。

最後に鉄コレのモハ1、モハ2などと並べてみました。

Narabi

こうなると小型電車の車庫モジュールが欲しくなりますね。

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2013年11月12日

箱根登山鉄道1000形レーティッシュ塗装を作る(その2)

車体の塗装は発色とマスキングの手間を考えて、赤(全体)→グレー(裾)→シルバー(幕板・裾・前面)→シルバー(ドア)という順序にしました。

Paint1

Paint2_2

使用した塗料は以下のとおり

赤:ガンダムレッド+モンザレッド+クリアーレッド(以上Mrカラー)
グレー:ニュートラルグレー+ブラック(以上Mrカラー)+GMぶどう色2号
シルバー:GMアルミシルバー

屋根は避雷器を別パーツ化し、色もねずみ色1号に塗り替えました。

Yane1
Yane

避雷器は西武E851のものを使用しています。
また雨どいが屋根にモールドされているので、カラス口でアルミシルバーを色差ししておきました。

ガラスにモールドされている窓枠はカラス口で赤く塗装しておきました。
本来は銀のホットスタンプを剥がして塗った方が剥げにくいのですが、赤の隠ぺい力が弱く発色が悪いのでそのまま塗ってあります。

Side

車番はGMの近鉄特急用から拾って転写しておきました。
側面の車番は2連時代と3連時代で高さが異なるので注意が必要です。
2連時代は窓の下でしたが、3連化された際に裾の銀帯の上に移設されています。

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2013年11月11日

箱根登山鉄道1000形レーティッシュ塗装を作る(その1)

久方ぶりの更新ですが、何の前触れも無く箱根登山鉄道1000形の登場です。

Top

実車は現在2000系の中間車を挟み込んで3連化&冷房化されていますが、作例は中間車組み込み前の2002年頃〜2004年頃の非冷房2連の姿を再現しました。

まず塗装を剥離と言いたいところですが、その前にちょっとだけ加工します。

Zenmen_kakou

古い製品なので仕方ないのですが、この製品はヘッドライトしか点灯しません。
そこで点灯可能なように改造してみます。
まず写真左側のように塗装を剥離する前にテールライトのレンズ部分だけをノミで削り落とします。
するとレンズ部分だけプラの下地が露出するので、ここにφ0.4のドリルで穴を3、4個開けてカッターでつなぐことで細長い穴を開けます。
最終的には先の鋭いアートナイフでケーシングを傷つけないように削り広げます。

穴が開いたら今度こそ塗装の剥離です。
いつもどおりIPAに浸けて塗装を剥離しますが、IPAに素手で触ると皮膚がガサガサになるのでゴム手袋をしてから作業しましょう。

_dsc5139

塗装を剥離すると特に目立つのですが、なぜか雨どい下の帯が凸モールドで再現されています。
あるサイトの情報によると、ごく初期に生産された製品には凸モールドが無かったそうですが、塗装の歩留まりを上げるため?にある時期から追加されたようです。
オリジナル塗装とHiSE塗装では問題ありませんでしたが、レーティッシュ塗装には邪魔なものなので写真の下のように紙ヤスリで削り落としておきました。
この部分は最終的にシルバーで塗装するので、#1200程度のペーパーで仕上げておくことをお勧めします。

加工が済んだら下地チェックを含めて白で塗装します。

Shatai1

今回はベースホワイトの代わりにガイアのEXホワイトを使用しました。
発色が良く、塗膜も滑らかなのでなかなか良いです。
ただ車体全体を加工した時などは、サーフェイサー効果があるベースホワイトの方が適していると思いますので、必要に応じて使い分けたほうが良いでしょう。

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